ケミカル・テクノロジー×ブルネイ大学
NFE2の性能
「NEF2」の成分理論 ～主成分での簡単なご説明～
成分①フッ素系イオン交換樹脂
- 高度にフッ素化が進んだフッ素樹脂でありながら親水性である。
- 化学的に安定している。
- 膜を形成して耐水性を発揮しながらも結晶水を安定的に保持する性質も持っている。
成分②銅および銀
- 強い殺菌力がある。
※ただし、この機能は金属状態から水溶性のイオンになってはじめて得られるため、金属をイオンにするプロセスが必要です。
成分①＋成分②＝NFE2
WO3型光触ルネ®構造図
「NFE2」による防かび殺菌試験
24時間培養試験結果
これらの試験は公的機関である（財）日本食品分析センターで 山県の曝露場に加えて行っていますので証明書も発行、付与されています。
光触媒関連コーティング液の中では現在世界で唯一、「実用に活かせる防かび機能を有する」製品です。
Sabouraud 寒天培地の内面に塗布後Incubatorで28℃、72時間培養。
種菌として自社培養の Cladosporium混合菌を採し、はじめに各培地シャーレに20mg添加しました。
C は当然ながら全面にびっしりと黒かびが繁茂。
A もある程度の繁茂が見られ、市販の防かび剤には強力な機能が期待できないことがわかります。
それに対して当社NFE2の卓越した性能が明らかになっています。
液体を塗布したコーティング膜の現実の使用環境に即した評価方法。
微生物（ばい菌を含む）が生成して残しているアデノシン3リン酸の痕跡を検査棒で拭き取り、それを発光させて検出する方法です。
「NFE2」施工仕様
プライマーなし短毛ローラーでの１回塗りが基本。施工は従来品に比較してはるかに簡便で、施工ミスも起こりにくい。
カーペットやカーテン等のファブリック類に施工する場合にはスプレーも可能。
※ 沈殿しやすい成分が簡単に再分散できるよう、ボトル底部に粒子径の粗いガラスビーズを敷き詰めています（特許申請中）。これは成分ではありません。スプレー塗布の場合には、これをろ過せずにカップに注ぐと詰まる可能性があるため、茶漉しあるいは200mesh以上のろ過網で濾します。
施工例・曝露試験例
①瓦屋根
瓦屋根の右半分に塗布して11か月後にATPを測定。
塗布部分の計測値は非塗布部分の約１/３で、目にはまだ見えませんが、かびの生育が十分に抑制されています。（ブルネイ国内モスクにて）
②コンクリート・石
かびの生えたコンクリート面の半分に塗布して放置。
特段の清掃や防かび作業なしでも約５ヶ月で、かびの色素が脱色する現象が確認出来ました。
頑固に青かびの生えた石を採取し、右半塗布した3日後の写真。Aと同じく、清掃や除かび処置をしないでもかびが脱色しています。
③石灰岩の外壁材
石灰岩の外壁材に塗布して7か月経過。
一部洗浄のみの非塗布面では青かびの繁殖が始まっていますが、塗布面では完全に抑えられています。これは現在も継中。
（ブルネイ国内EMPIRE HOTELにて）
可視光応答型光触媒を採用していますので、屋外でも室内でも機能を発揮しますが、製品は「屋用」「室内用」のように用途に応じた使い分けをお勧めしています。
内装のあらゆる箇所にお使いいただけます！
| 塗布面素材 | 下地調性 | NFE2塗布方法 | 総塗布量 | 乾燥時間 |
|---|---|---|---|---|
| 外装塗材 | 水その他で表面を清掃して綺麗にする | 短毛4mmローラーで均一に塗布 | 30-50ｇ/㎡ | 常温30min＜ |
| ファブリック類 | エアブロー他で表面を清掃して綺麗にする | （HVLP）スプレーガンで極力均一に塗布 | 30-50ｇ/㎡ | 常温30min＜ |
④テント地
テント地への塗布例。右半面に塗布し、約１年が経過。親水性が高いため当然セルフクリーニング機能もありますが、ATP 検査ではかびの生育もよく抑止していることがわかります。
有機汚れはかびの温床でもあるため、これは銅、銀イオンと超親水性の相乗効果といえます。（日本国内曝露場にて）
⑤遮熱塗料を施工した屋根
遮熱塗料を施工した民家の屋根北側に黒かび・青かびが繁茂して遮熱機能が台無しに。遮熱塗料には「かび止め剤含有」が謳われていましたが、 2年以内でAの状態に。軽い水洗クリーニングの上NFE2を施工。以来、そのような現象は完全に抑えられています。
Bは15か月後のもの、Cは17か月後のもので、現在も継続中です。（日本国内、岡山県赤磐市）
| 特徴 | 懸念事項 | |
|---|---|---|
| 屋外用 | 太陽光の強い照射下でも耐候性を維持するようバランスよく設計 | 室内や暗室では機能を発揮しにくい |
| 室内用 | 室内や暗室でも機能を発揮するため銅・銀の濃度と表面積をアップ | 屋外では塗膜が銅、銀イオンで変色する場合がある |
促進耐候性試験＆屋外曝露試験
促進耐候性試験
「NFE2」は、最高度にフッ素化されたフッ素樹脂だけを用い、超長期の耐候性を必須とする外壁用防かびコーティング剤として 開発しました。そのため、最低10年の耐候性と効果持続性を有することを前提として日々試験を続けながら、実績も積んでいます。
また、メタルウエザー試験機による 促進耐候性試験も全サンプルにして実施。耐候性確認には万全を期しています。
屋外曝露試験
屋外曝露試験場は、岡山県の曝露場に加えてブルネイ大学キャンパス内にも確保しています。
北緯5°とほぼ赤道直下の熱帯雨林に属する過酷な気候で、とくに屋外曝露は日本と比べ5～8 倍の加速が期待されます
不可能を可能に
光触媒技術を根本から覆す発見と発明
当社はデュポンのフッ素系イオン交換樹脂を採用しています。無限の可能性を秘めた独創技術が広く認知されて躍進を続けています。この技術が新しく親水性に関する特許として２０１９年確立しました。当社光触媒は屋内外とも可視光型光触媒を採用し性能比10倍以上の効率です。一般に発売されている製品とは異なります。
当社以外はTOTOの特許によるライセンス契約による製造・生産で特許も2016年で失効。
比較表
ナフィオンNafion型光触媒
特許：第６５３９３７０
NASAが開発した燃料電池用フッ素樹脂Nafionを採用して鋭敏な可視光応答型光触媒＋特殊な金属銅銀粉を組み合わせた独創技術による光触媒コーティング剤です。様々な機能を付加出来たので従来のセルフクリーニング一辺倒だった光触媒に飽き足らないユーザーの高いご評価を得ています。
光触媒は電気化学です。従来の光触媒を覆す革命の技術で銅・銀の金属微粒子だけが常時イオンになり長期間性能を発揮します。
世界初の二酸化チタンにつづき三酸化タングステンにおいても２０２１年７月エビデンスを獲得しました。この技術を使えるのは世界で当社だけです。
卓越した性能の数々
- 高くて持続力もあるセルフクリーニング性能
- 卓越した防カビ機能！しかも人体には完全無害
- 白癬菌（水虫菌）まで死滅する高い殺菌能力
- 抗ウィルス性能に富み感染症予防対策に応用できる
- 消臭機能もバッチリで不快臭を半永久的に除去
- 壁だけでなく床にも適用できる高い耐摩耗性
比類なき多くのエビデンス
関西文化学術研究都市推進機構より優秀特許のお墨付きを得ました。
国内外初コロナウイルス不活化第１・２号。この技術がないと不活化出来ません。
怪しげな光触媒製品が市場に跋扈しておりますがNFE2はKISTEC、食品分析センター、高分子試験
評価センター等の公的機関で性能試験を受け、ふんだんな証明書を交付されています。
いつでも性能の検証可能な
唯一の光触媒！
光触媒コーティングは一般に超薄膜ですから性能やそもそも膜の存在を確認できないので信頼感に欠けておりましたが NFE2 はこれを克服しています。「性能がすぐにわかる」「膜の存在が簡単に検証できる」はじめての、現在唯一の光触媒コーティング剤です。性能比較も簡単に検証出来ます（性能比較等も公開で受け付けます）
豊富な実績
内外装、屋根＆床あらゆる分野に適用できますので著名物件や官公庁にも積極的にご採用頂いています。
ブルネイ大学との共同開発なので国内だけでなくブルネイや ASEAN 各国にも実績 を拡げています。
